特徴
フレンチブルドッグは短頭種の代表といっても過言ではないくらい人気な犬種です。
原産国はフランスとされていますが、祖先はマスティフやブルドッグの祖先から作出されているため、フランスとイギリスの間で議論になっているそうです。
短頭種の中でも珍しく立ち耳でバットイヤーと言われています。
かつてはブルドッグやマスティフのようにたれ耳がよいとされていましたが、徐々に立ち耳でも認められるようになっていき、今のような姿が確立されました。
そのバットイヤー以外はブルドッグを小型化したような姿で、マスティフの子孫なだけあって筋肉質な体つきをしています。
体高は30㎝前後、体重は8~14㎏と小柄ですが、力強いことには注意が必要です。
毛並みと性質
フレンチブルドッグには主に4種の経路が認められています。
スタンダードなフォーン、それよりも明るいクリーム、黒が主体のブリンドル、牛のような柄のバイドです。
白一色の見かけますがこちらは難聴などのリスクがあるため、JKCでは認められていません。
被毛は短くて柔らかい毛並みをしています。
密度が高く、換毛期の時期はとても抜け毛が多いことは注意です。
ラバーブラシなどで定期的にブラッシングしてあげるとよいでしょう。
性格
見た目の通り、陽気な性格で遊びが大好きです。
人懐っこく適応能力もあるので、小さな子供からお年寄りまで老若男女問わず相性が良いといえます。
攻撃性は低いですが、頑固な面もありしっかりとしつける必要があります。
マズルが短いため長時間の運動はあまり得意ではありません。
散歩時間は平均的には一日2回の30分ずつほどが望ましいでしょう。
体温調整が苦手な体質なので、散歩に出かける際には気温や湿度に注視してお出かけしましょう。
気を付けたい病気
短頭種気道症候群
短頭種はマズルが短く、その構造上呼吸がうまくできないことがあります。
気管がつぶれてしまう気管虚脱、鼻腔狭窄などによって呼吸困難や呼吸時にノイズが出てしまうことがあります。
皮膚系の病気にも要注意!!
ブルドッグやマスティフの系統は深いしわを持つことが特徴的ですが、このしわはとても蒸れやすく放置していると皮膚疾患になってしまう恐れがあります。
そのため、特に夏の暑い時期にはこまめに汗をぬぐってあげるなどスキンケアを行ってあげましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
フレンチブルドッグは短頭種の中でも人気のある犬種です。
その愛くるしい顔つきにはマニアもきっと多いでしょう。
人懐っこく、好奇心旺盛な性格のため、飼いやすい犬種の一つかと思います。
ただし、呼吸器系の疾患や皮膚疾患には十分に気を付けましょう。
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