今回紹介するのは「ルーツと特性を知ればもっと好きになる 日本と世界の犬種図鑑」です。
武内ゆかり先生著のこの図鑑はメジャーな犬種から世界中の珍しい犬種まで201種が載っている図鑑です。
武内ゆかり先生は大学在学中に主に論文でお世話になりまして、この本を見つけたときになんか聞き覚えのある名前だなと思い、つい買ってしまいましたw
犬の行動学や行動遺伝学を主に研究していらしゃる先生で、その方が書いた図鑑ですから間違いありません!
ほかの図鑑にはない圧倒的な特徴があるので、これからご紹介します!
まずはルーツから
プロローグには犬のルーツが書かれています。
犬は世界最古の家畜といわれ、1万年以上前にヒトと生活を共にしてきたといわれています。
正確には食肉目イヌ科イヌ属のイエイヌという種類の動物で、キツネやタヌキなどと同じ系統の動物なのです。
ほかにも、犬種という概念が誕生した歴史が書かれていて、犬のルーツについて詳しく知ることができます。
役割別にまとめられた犬種
この図鑑ではJKC(ジャパンケネルクラブ)の分類に沿って掲載されています。
JKCでは「原始的な犬・スピッツ」や「テリア」、「嗅覚系ハウンド」などの10の項目に分かれてグループが作られています。
ダックスフンドはサイトでは一つのグループとして分けられていますが、本図鑑では嗅覚系狩猟犬として掲載されています。
自分の好きな犬種や飼いたい犬種がどんなグループなのかを知ることができ、同じグループにどんな犬種がいるかがわかることで、その犬種の特性や性質を直感的に知ることができます。
チャートでわかる行動特性
この図鑑の最大の特徴はこのチャートです!
攻撃性や吠えやすさ、活動性など14の項目それぞれを数値化したチャートがあって、その犬の行動特性がぱっと見でわかるようになっています。
その犬種の特筆すべき項目は赤く示されていて、何に注意すべきなのか、もしくは何を積極的にやってあげるべきなのかが視覚的にわかりやすいようになっています。
このチャートは特に登録の多い53犬種に掲載されていて、全国の獣医師の協力のもと行われた研究をもとに数値化されたものなので、信ぴょう性は非常に高いかと思います!
一番最後のページに53犬種をまとめたものもあるので、一度に比べることができます。
特性ごとにどの犬種が一番高いのかを比べてみるのも面白いかもしれません。
まとめ
この図鑑では飼い方やしつけのしやすさはもちろん、ルーツや行動特性がまとめられているので、その犬種についてより詳しく知ることができます。
特にこれから飼おうとしている方には特におすすめできると思います!
ぜひ、手に取ってみてください。
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