大谷翔平選手が飼っていることで一気に名前が広まったコーイケルホンディエ。
飼いたい人が急増しているそうですが、その実態を知らない人もその分多い印象を受けました。
今回はそんなコーイケルホンディエについて紹介しようと思います。
歴史
日本では飼育頭数が少なく非常に珍しい犬種のコーイケルホンディエ。
オランダ原産で名前の由来は「鴨猟の犬」で、ふさふさのしっぽをおとりにして鴨猟のお手伝いをする役割を持っていました。
20世紀に減少の一途をたどり、わずか25頭ほどまで減少してしまいました。
ここから愛犬家たちの努力によって犬籍簿が作られ、少しずつ数を増やしていきました。
コーイケルホンディエがオランダで犬種登録されたのは1971年。
それから日本に輸入されるようになったのは1999年でわずか24年前の出来事です。
日本では貴重なのはもちろん世界的にも頭数はかなり少ない犬種です。
数が少ないため、繁殖管理は今でもしっかりと行われ、近親交配を避けて遺伝病が発生しないように育種が進められています。
見た目
サイズ
体高は35-42㎝、体重は9-11㎏で中型犬の部類になります。
サイズ感としてはキャバリアよりも一回り大きいですね。
毛色・性質
地色は白でオレンジレッドのまだら模様があることが特徴です。
頬や目の周りにオレンジレッドがあることが望ましいとされています。
耳に長い飾り毛があり、いわゆるイヤリングカラーとして黒であることは認められています。
ウェーブがかった長い毛が特徴でトリミングしない自然のままの姿が推奨されています。
ブラッシングももちろん必要ですが、抜け毛が特別多い犬種というわけではないので、お手入れは簡単と言えるでしょう。
性格
明るくフレンドリーな性格で、賢い一面も持っています。
一方で非常に人懐っこい性格なので、お子さんがいる家庭でも仲良くなりやすく、家族の一員としてすぐに受け入れられるでしょう。
飼い主のことをよく観察しているので、些細な変化にも敏感です。
裏を返せば、飼い主に依存しやすく、甘やかしすぎてしまうと分離不安を起こしてしまいます。
また、しっかり向き合っていかなければ、立場が逆転してしまっていうことを聞かなくなってしまうかもしれません。
まとめ
コーイケルホンディエは世界的に見ても頭数は少なく、日本においては輸入されてからわずか20年ほどしかたっていません。
それはつまり、飼い方のスタンダードというものは確立されておらず、一朝一夕に飼えないということになります。
犬種自体の性格は字面だけを見れば非常に飼いやすい印象を受けますが、他の犬種とは事情も環境も全く異なるものですので、飼いたいと思われる方は一度踏みとどまって考えてみるのも良いかと思います。
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